「FCPA 2015 Year in Review」を発行いたしました。

2015年は、米国司法省(DOJ)によるFCPAの執行は減少、米国証券取引委員会(SEC)による安定的な法執行、個人に対する訴追の継続、並びに、企業による自己申告・協力及び個人に対する訴追の重要性に関するDOJ及びSECによる複数のスピーチ等により特徴づけられます。なお、DOJによる法執行の減少は、一時的な可能性があり、DOJはFCPAを執行するための人員を増強することを公表しています。また、2015年おいては、米国外の複数の国において、腐敗行使防止法の執行の増加が認められました。継続的なFCPAの執行及び増加する国際的な腐敗行為防止法の執行の中で、企業は、腐敗行為の防止、発見及び治癒を行うため、腐敗行為防止のためのコンプライアンスプログラムの強化が求められています。

この年次レビューの内容は、FCPAの動向に関心を有する日本企業の参考になると思い、紹介いたします。全文は、Jones Day White Paper "FCPA 2015 Year in Review" (オリジナル(英語)版)をご参照ください。

The content of this article is intended to provide a general guide to the subject matter. Specialist advice should be sought about your specific circumstances.